Day2 8月14日
朝3時です。山ではどんなに早くても起きられます。
本日は大天荘から大天井ヒュッテ、ヒュッテ西岳を経由し、槍ヶ岳まで向かいます。フランスパンとあったかいコーヒーで朝食を摂り、ヘドラン点けていざ出陣!!昨晩、ケンさん、山荘兄ちゃんに確認し、地図で確認した道に出るも、暗いと全く勝手が異なります。。何より怖ぇぇぇ。。左はほぼ絶壁だし。風めちゃめちゃ強い。取り敢えず進みます。すると、
めっちゃ心強い。
本日は大天荘から大天井ヒュッテ、ヒュッテ西岳を経由し、槍ヶ岳まで向かいます。フランスパンとあったかいコーヒーで朝食を摂り、ヘドラン点けていざ出陣!!昨晩、ケンさん、山荘兄ちゃんに確認し、地図で確認した道に出るも、暗いと全く勝手が異なります。。何より怖ぇぇぇ。。左はほぼ絶壁だし。風めちゃめちゃ強い。取り敢えず進みます。すると、
めっちゃ心強い。
はい、気をつけます。
この時ふと思ったんです。どこかで俺、誰か来ないかなー、って考えてました。でもこれって、誰かと同じ道を歩いてれば安心、ってやつです。俺は単独行するだけの自覚が、まだ足りてないことに気付かされました。
この時ふと思ったんです。どこかで俺、誰か来ないかなー、って考えてました。でもこれって、誰かと同じ道を歩いてれば安心、ってやつです。俺は単独行するだけの自覚が、まだ足りてないことに気付かされました。
その時ガスはなく、月に雲と空が照らされる中、ぼんやりと、しかしのっぺりと黒い槍ヶ岳がそこに在りました。本当に美しいものは、不気味であり恐ろしいものです。稜線を吹き抜ける風が人の金切り声に聞こえる中、浮かび上がる槍は綺麗でした。
40分ほど夜道と格闘し、大天井ヒュッテに到着。ここには展望台、牛首展望台がありますがスルー。なぜなら、西岳への稜線上で、朝日に染まる槍ヶ岳を撮る為です!!その為には、日の出までには稜線に出なくてはなりません。さらに南へ喜作新道を進みます。ここで2人組パーティとすれ違う。時間的に西岳ヒュッテからだろうか。ビックリ平に女の子2人組とお爺さんがヘドラン点けて待機(?)してる。朝日待ち?俺はスルー。そこを過ぎれば槍は目の前のはず!
ででででーん。槍ヶ岳。日の出ギリギリセーフ!コーヒー用意して、カロリーメイトを頬張る。こう見るとやっぱ槍ヶ岳、美しい。しかし時間になっても朝日でない。まさか雲が厚すぎる?うっすらと明るくはなって来てるけど。。てか風がもろに当たって寒すぎ!コーヒー冷めちゃったよ!てことで朝日諦めヒュッテ西岳に移動します。
さて西岳ヒュッテです。このあたりで更にガスが濃くなる。雨も本降り。参ったなぁ。体冷えたんでまたコーヒー飲んで出発します。この時、○○大学のワンダーフォーゲル部は本日停滞として、本日分のテン場代を払ってました。なぬ。。天候的に残るべきなのか?でもここまでくれば槍ヶ岳までもう少し。ヒュッテ西岳から喜作新道をがんがん下ります。昨日の登りはここでほぼ相殺されます笑 急な岩場の下りで鎖場多数。岩場下りが苦手な俺にとってこれは怖い!雨で滑る!余裕なくて写真撮れず!
水俣乗越に出ました。目の前には東鎌尾根入り口、いきなりの岩場が立ちはだかる。大天井岳からここまでの下りを、今から取り返さなくてはなりません。。この時3分ばかし悩む。
- そのまま槍に突き進む。
- 雨降ってるし寒いしここから槍沢まで下る。安全だろうし、暖かい布団とご飯がある。
これだけ悪天候だと心も折れかかる。西岳ヒュッテから来た人みんな槍沢へ降りて行くし。え、ここで縦走終わり?Day2にしてレポ終わり?いやいや、槍ヶ岳山荘で会おう、という山仲間との約束を果たす為、そもそも槍ヶ岳に登頂する為、とにかく進みます。
するとおじさんに声をかけられる。
おじ「このあたりでエスケープルート、ありますか?」
俺 「西岳ヒュッテからいらしたんですよね?先ほど通り過ぎた水俣乗越から、槍沢に下るしかないですよ」
俺 「はい、道標あります。T字の道で見てると思いますが」
おじ「あーそういえばあったような。。」
そう言うと俺が来た道をスタスタ戻って行く。なんていうか、、大丈夫だろうか。でもあの人も、俺の朝みたいに不安だったんだろうな。俺も先に進みます。
ちょっと小腹がすいたので休憩。すると、ケンさんに追いつかれる。なんと日の出まで牛首展望台に居たらしい。ケンさん、メガネ曇って何も見えない、とボヤいてる。一緒に進むも、すぐ置いてかれ1人に戻ります。この東鎌尾根、しんどい!梯子と鎖場、岩場の昇り降りの繰り返し。
なんだろうこれ。こんなとこでも花咲いてる。ヒュッテ見え始めました。
なんとか。。ヒュッテ大槍に到着です。ここですでに息絶え絶え。途中、ヒュッテ大槍まで10分、3分という道標がありました。心強かった。。ここでは200円(多分)でコーヒー飲み放題です。すげぇ。しかもウィスキーも品揃え豊富!!今回は飲まないよ!ちゃんと自宅から山崎持ってきたもんね!
これなんて言ったかな。いわべんけい?
さてあと1時間ちょい!踏ん張って歩く!今にも落ちて来そうな空の下で、そこに向かうという意思さえあれば、一歩一歩確実に近づくッッッッッ!!歩きながらもすげー寒い。1枚追加するも、レインウェア下も汗か雨でぐっしょり。立ち止まったら身体が冷えそうなので休むことも出来ず。
さてあと1時間ちょい!踏ん張って歩く!今にも落ちて来そうな空の下で、そこに向かうという意思さえあれば、一歩一歩確実に近づくッッッッッ!!歩きながらもすげー寒い。1枚追加するも、レインウェア下も汗か雨でぐっしょり。立ち止まったら身体が冷えそうなので休むことも出来ず。
このまえテレビで出てましたね。
ツアーか何かでは時間に融通が効かず、高山病が出ても体調を優先させないこともあるとか。ツアー責任者が診療所医師に叱責されてました。最後まで安全に下山するのが登山です!!
さて、きょんちゃんも到着。今から登頂しよう、と誘われますが、寒さで手足が痺れてきた。行ってらっしゃい。俺ちと動けないっす。2人を見送ってから、荷物を整理し着替え、ストーブで体を温める。フランスパンとあったかいコーヒー飲んで体力回復。すると2人帰還。まだ混んでなかったみたい。そこでけいちゃん着!体力も回復したので槍ヶ岳目指します!
山荘から30分で山頂です。山荘から歩いて直ぐにそびえ立つ壁‼︎この上には槍山頂!!うほほーい!天気が残念すぎる。
さて、きょんちゃんも到着。今から登頂しよう、と誘われますが、寒さで手足が痺れてきた。行ってらっしゃい。俺ちと動けないっす。2人を見送ってから、荷物を整理し着替え、ストーブで体を温める。フランスパンとあったかいコーヒー飲んで体力回復。すると2人帰還。まだ混んでなかったみたい。そこでけいちゃん着!体力も回復したので槍ヶ岳目指します!
山荘から30分で山頂です。山荘から歩いて直ぐにそびえ立つ壁‼︎この上には槍山頂!!うほほーい!天気が残念すぎる。
この梯子を越えれば山頂はすぐそこ!!!それにしても人が多く渋滞気味。梯子は1人づつ登りましょう。左は登り、右は下り専用です。
槍ヶ岳山頂きたぁぁぁぁぁあああああ!!3180m、今までで一番高い山!!しかし、、何も見えない。。。写真も撮れず、山頂は狭く渋滞もしているので、さっさと降ります。
槍ヶ岳山頂きたぁぁぁぁぁあああああ!!3180m、今までで一番高い山!!しかし、、何も見えない。。。写真も撮れず、山頂は狭く渋滞もしているので、さっさと降ります。
さて、山荘に戻ります。が、、、下り怖ぇぇぇええええええええ!!!!俺は下りが超ニガテです。特に岩場の下りでへっぴり腰になります。梯子は得意。もう写真撮る余裕がなくなったので、鎖で一気に下っちゃいましょう。山荘につくと1時間半ばかし経過してました。ちょっと渋滞してたし。渋滞してなければ往復1時間でいけます。
山荘着いて一休みしたあと、
相変わらずレベル高い。美味しそう。。俺はその間、ひたすらアルファ米おじやをふーふーしながら、魚肉ソーセージとチーズ食べてました。今回の山行で気づいたのは、サムゲタンスープでおじや作ると美味い。味噌汁でのおじやは個人的にアウトです。猫もまたぎます。天気も悪く、写真も撮れないのでビールとウィスキーを飲み続ける。そしてここで話がまとまります。
1. 明日、もし天候が悪かったらそれぞれ皆が予定していたルートは危険なのでは?
ケンさん⇒大キレット、きょんちゃん⇒横尾経由涸沢、
ケイちゃん⇒南岳山荘、俺⇒南岳、池経由で槍沢ロッジ
2. もし天候が回復しなかった場合、槍沢まで下山!回復すれば、それぞれのルートを突き進む!特に、南岳まではそれほどの岩場ではないものの、所見+悪天候では自信ありません。また、このルートの最大の目的は池と水面にうつる槍ヶ岳ですが、悪天候では意味なし。
明日も4時半起き5時出発!ウィスキー、ビールはほどほどにして消灯に合わせて床に就きます。さて明日はどんな旅が待っているのでしょうか!!
Day
2 コースタイム
大天荘 3:30出発
大天井ヒュッテ 4:10
日の出ポイント 4:50
ヒュッテ西岳 6:15着 6:45発
水俣乗越 7:40
ヒュッテ大槍 9:30
槍ヶ岳山荘 10:30着 14:50過
槍ヶ岳登頂 15:30
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