Ryoです。久しぶりの更新となります。
あれから実は山をやめ、下界で暮らす日々を、、、
てはずもなく、しっかり山登ってました。
ただ、いろいろ思う所あり、ブログ更新してなかったんですね。
しかし改めて、また再開したいと思います。
今回はその心境の変化を書き記したいな、と思います。
遡ること去年の春、俺は一冊の本に出会いました。
山際淳司著の『みんな山が大好きだった』
ほのぼのとしたタイトルと暖かいタッチの表紙とは裏腹に、中身は過激です。
氷壁に向かう先鋭的アルピニストが何を想い、どう死んでいったか、記されています。
この本との出会いは、静かな、それでも大きな衝撃で、
俺は厳冬期登山、アルパインクライミングに興味を持ち始めるんですね。
そして去年の末、知識と技術を身につける為、とある山岳会入会を決めます。
山岳会に入ってからすぐ、1人の先輩から声をかけられました、
『次の夏に向け、剱岳のCフェース、チンネを目指さないか?』と。
Cフェースとは剱岳の八ツ峰VI峰Cフェースを指し、クライミング初心者には絶好の岩場です。
そこから半年間、ザイルの使い方、懸垂下降すら出来ない俺を鍛えるため、
その先輩による特訓山行が続きます。
山行がない週末、もしくは平日仕事終わりはクライミングジム通いです。
そして今年の7月、8月、剱岳八ツ峰VI峰Cフェース、そしてチンネ中央チムニールート、
無事登攀してきました。
山岳会に入ってから、山行毎が本当に良い経験で勉強になります。
先輩からの特訓のおかげもあり、剱岳で目標を1つクリアする事が出来ました。
しかし山岳会に入会してからは、しばらくブログを更新する気になれませんでした。
会に入ったばかりで、まだ慣れておらず、自分の山を出来ていなかったからです。
今振り返ると、山岳会に入る前に登っていた山の方が、より自分でしっかり準備をし、
自分で計画を立て、自分で自分の山を登っている、という実感がありました。
俺の意識の問題なのですが、
入会後暫くは、 “山に連れて行って貰っていた” のです。
当事者意識のない山行ほど危険なものはありません。岩場では即死です。
しかし、7月、Cフェースを登る頃には1つ成長出来ていたと思います。
(先輩に言わせたらまだまだだと思いますが。。)
その頃には、この夏を一通り終えたら、自分の為にもブログを再開しようと思えました。
人にはそれぞれの山があります。
これからも山岳会、山岳会以外、多くの人との出会いを通して
自分の山を登り続けます。
厳冬期剱岳、キリマンジャロ、マッターホルン、
目標は挙げ出したらキリがありませんが、
自分の身の丈にあった山から、着実に登って行けたらと思います。
そして、この場に一つづつ書き記せたら、と思います。
それでは明日の沢登りに向け、寝ます。
おやすみなさい。
久しぶりのブログですね♪
返信削除確かに山岳会の山行は自分で計画を立てて自分で準備するのでないので、「参加する」意識になりがちですが、教わったことを次の新人たちに教えなければならないと常に意識していると、また違ってくると思います。
今年もたくさん入ったし来年も入ると思うので、自分が連れて行く時にはどう判断するか、どう考えるか、意識していくのもぜひお願いしますね!
ごんたさん、いつもコメントありがとうございます!そうなんですよね、ここまでお世話になった会に対して、自分は何が出来るのか、と考えると次の世代に受け継いで行くことだと思います。だからこそ、この会は長い歴史があるのだと思います。その為にも日々精進ですね:)
削除山は時に、厳しく、時に、優しい。
返信削除石上さん、コメントありがとうございます。自然は気まぐれですね。
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