2015年9月12日土曜日

やまの仲間

つい先程、軽い二日酔いで目を覚ました。

昨晩は、月一回の山岳会の集まりの後、

行きつけの居酒屋で皆と遅くまで飲んでいた。

この集まりは、私にとって一つの心の支えと言っても過言ではない。

一つの共通の意識がある仲間と、一緒に時間を過ごせるというのは、

この歳になると中々多くない。

普段はあまり飲まないが、こういう日は自然と酒の量も多くなる。

その中に一人、この八月末にマッターホルンに登頂したIさんがいた。

話を聞き、より話が現実味を帯びてくる。

フライトチケット    八万円

ガイド代          十五万円

ホテル滞在費        十一万円(十一日間)

その他諸々含めて、全体で五十万弱。

この金額と休みが取れれば、

マッターホルンに登れるのだ。

今行かずに、いつ行くのか。



先日、会社の先輩N氏に、

なぜそこまで趣味に労力を費やすのか、命をかけるのか、

全く理解できない、と言われ、寂しくなった。

そう言われたことに対してではない。

社内でもかなり親しい先輩で、個人的に尊敬していただけに、

その点に関しては分かり合えないと理解してしまったからだ。

N先輩の生き方を否定するつもりはない。

ただ、次の山を考え、想像してしまった時の、

腹の底から沸き上がってくる形容し難い衝動を憶えてしまうと、

もう離れられないのだ。



私にはこういう生き方しか出来ない。

4 件のコメント:

  1. 自分が好きなことしてるんだからいいじゃん!誰の人生でもなく自分の人生なんだからさぁ。。。自分がよければいいんだよ(笑)
    N先輩、もしかして羨ましかったのかもよ!

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    1. SHIAWASEさん
      コメントありがとうございます。そうなんですよね、私の人生ですし、やりたいように生きます!

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  2. 行くしかないでしょ。
    チャンスは自分で掴みとらねば。

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    1. ISHIGAMI さん
      コメントありがとうございます。
      そうですね、自分でやらねば何も変わりません。

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